オンラインサービスを通じ、すべての人が平等に機会を得られる、Evenな社会の実現を目指すブイキューブ。今回は、コロナ禍で急拡大したオンラインイベントについて、成功のポイントを事例と共に解説した。
組織や仕事に対する自発的な貢献意欲を意味する「従業員エンゲージメント/ワーク・エンゲージメント」。これらは組織の生産性や社員の離職率に直接的に影響する企業課題のひとつだ。エンゲージメントを向上する打ち手として、社内イベントが注目されており、コロナ禍においては、オンラインで開催する企業も増えた。
ブイキューブが実施したビジネスイベントのオンライン化に関する実態調査によると「コロナ収束後もビジネス系イベントをオンラインで実施したい(社内イベントも含む)」人が8割を超えたほか、参加者側も「移動時間削減」「交通費節約」「遠方イベントに参加できる」とメリットが多く挙がった。一方で、「飽きない仕掛けづくり・双方向性の高いコンテンツ」や「参加者同士の交流」を求める声、「より一体感・没入感を体験したい」といった要望もあり、オンライン開催特有の課題が見えてくる。
こうした要望は特に社長訓示や全社キックオフ、表彰式、内定式など、大規模・大人数のイベントで求められる、と同社 事業企画室 イベントDXチーム チームリーダーの八幡和憲氏は語る。没入感や一体感、盛り上がりの面で、リアル開催とのギャップが顕著に表れるためだ。
そこで課題解決のポイントとして八幡氏は「飽きない/盛り上がる/楽しめる企画の検討」「イベントで実現したいゴールに沿った、演出/配信基盤など手段の検討」「当日失敗しない、オペレーションの設計」の3つを挙げた。特に企画の際には、オンラインの枠にとらわれず「リアルだったらどんなイベントにするか」という発想が重要になってくる。
3DCGの仮想空間を活用
八幡氏は社内イベントの開催意義について「従業員エンゲージメントとワーク・エンゲージメントの2つの向上に寄与する」と説明。さらに「3DCGを活用することで、ウェビナー疲れをしている人へ感動や特別感を与え、従業員エンゲージメントの向上に寄与できる」と説いた。
その好事例として、メタバースの要素でもある「3DCGの仮想空間」を活用した同社の年始キックオフ・表彰式を紹介した。縦・横・奥行きまで再現された「仮想空間」の中で、オフラインと同様のリッチな雰囲気を演出。参加者が部屋を自由に移動できる、飽きの来ないプレゼンシーンなど数々の仕掛けにより、ライブイベント特有の臨場感や一体感を醸成し、参加者の満足度も過去最高値を記録した。
また大手グローバルメーカーの事例では、中期経営計画の全社的な浸透を目指した、経営層と社員の「対話集会」をオンラインで開催。「『対話』を重要視したイベントに」という要望を受け、ギャラリービューに社員を投影するなど「対話を促進する」セットを3DCG上に作りこんだ。
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