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企業ブランド再構築 プロジェクトの進め方

未成熟の「不動産テック」市場に クリエイティブの力で挑む

TATERU

アパート経営プラットフォームの開発・運用などを行うTATERU(タテル)。4月に「インベスターズクラウド」から社名変更し新たな一歩を踏み出した。その背景にある経営戦略とブランディング施策とは。

新オフィスは、社員同士のコミュニケーションの向上も意識して設計した。

4月1日、渋谷区神宮前の高層ビル内に、ブルー、ピンク、グリーンなど企業ロゴの配色を取り入れたTATERU(タテル)の新しいオフィスが誕生した。売上高は前年比176.8%増(2017年12月期)と急成長中の同社。4月の社名変更とともに3つのオフィスを統合し、さらなる事業拡大を目指している。

クリエイティブでイメージ醸成

2006年に設立したタテルは、アプリでIoTアパートの経営ができるサービス「TATERU Apartment」をはじめとして、不動産投資型クラウドファンディング「TATERU Funding」や民泊事業などを手がける「不動産テック」企業だ。

不動産テックの市場規模は欧米を中心に拡大しているが、国内では未成熟。同社代表取締役CEOの古木大咲氏はそんな国内市場にアプローチするため、ブランディングを重視してきた。まず取り組んだのが不動産のイメージを「かっこいい」に変えるためのブランドイメージの醸成だ。特にクリエイティブにはこだわり、「自社のサービスを深く理解しているデザイナーに制作してほしい」という思いで、ウェブサイトやアパートのデザインはすべてインハウスで制作している。

2016年6月には常務取締役CMOの岡田考功氏がクリエイティブチーム「FIRSTORDER」を設立。岡田氏の指揮のもと、広告やPR関連の企画、デザインも内製するようになった。

サッカー日本代表の本田圭佑選手を起用したCM(2017年1月公開)もそのひとつだ。本田選手は現役のサッカー選手でありながら、オーストリアの3部リーグに所属する「SVホルン」の経営やクラウドファンディングへの出資も行っている。古木氏は「"プレーヤー"と"オーナー"の2つの側面を持つ本田選手に、ビジネスパーソンとして働きながらアパート経営も手がけるタテルの顧客をなぞらえました」と話す…

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