販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

『仮想世界』としてのゲームの大きな可能性

杉浦 充(ADKマーケティング・ソリューションズ)

1年続いてきた本連載も、今回が最後となります。前回に引き続き、プロモーション活用における「ゲームの真髄」について書いてみたいと思います。

それは、ゲームが持つ“仮想世界としての可能性”。少し前から「メタバース」という言葉が広まりつつあります。メタバースとは《“超越する”という意味の「meta」と“宇宙”の「universe」》の合成語で、インターネット上に構築される仮想の三次元空間のこと。プレイヤーはアバターと呼ばれる分身を操作して空間内を移動し、他の参加者と交流。まるで現実世界のようにメタバースで過ごす。このメタバースという概念を実現させるために、世界中の大手テック企業もそのプラットフォーム構築に力を注いでいるともいわれています。

メタバースに近いゲームたち

そして現在、メタバースの構築に最も成功しているのがマルチプレイゲーム『Fortnite(フォートナイト)』といわれています。全世界での登録者は3.5億人を突破し、ゲームでありながらFacebookやTwitterなどのSNSの競合ともされる存在。フォートナイト内で実施される企業や団体とのコラボレーションも多く、1230万以上のユーザーが集ったトラヴィス・スコットの新曲発表ライブイベント、映画『TENET』の予告編初公開イベントなど、ほぼすべてが大きな話題を呼んでいます。

もう1つ、メタバースの...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

アクティベーションツール の記事一覧

ライブ配信の効果が求められる1年
『仮想世界』としてのゲームの大きな可能性(この記事です)
想いを形にできるメディア
当たり前となったリモート接客の什器
愉快なパッケージデザインたち
ライブコマースに求める機能とは?
ゲームの真髄は、楽しく『何か』をさせること
ベンチャー企業が創るOOHの未来
舞台背景としてのサイネージ
待ち望まれた生理用ナプキンのパッケージ
ライブコマースコンテンツ制作の注意点
ついにゲームがインフラ(電力サービス)に切り込んだ
『金 (きん)』はいただきました。
ジオラマで「感じさせる」、商品特徴の伝え方
ガラス瓶に見るパッケージデザインのヒント

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する