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デジタルとの相乗効果 接客の最前線

これからの接客の可能性 分身ロボが生むコミュニケーション

WIRED SHIBUYA

かつて、『人は見た目が9割』と題した新書がベストセラーとなった。コミュニケーションは言葉だけによらず、むしろ、声の調子や表情、ふるまいのほうが情報として重視されることがわかっている。では、見た目がロボットだったら──。

「WIRED TOKYO 1999」で実施された「分身ロボットカフェ DAWN Ver.β」のようす。約120cmの「OriHime-D」がホールスタッフとして働く。

新たなテレワークの形 外出困難でも接客業務が可能に

昨年12月、ロボットが給仕する、いかにも近未来的な光景が、カフェ「WIRED SHIBUYA」(東京・渋谷)に登場した。一瞬、AI(人工知能)技術で自律駆動しているのか、と思いそうになるが、内実は違う。操作しているのも、会話しているのも、人だ。

店頭に立ったのは、遠隔操作型の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」や、走行可能な「OriHime-D(オリヒメディー)」。これらをインターネット回線を通じ、ALS(筋萎縮性硬化症)や重度障害などで外出が困難な人たちが操作し、彼ら、彼女らがホールスタッフとして注文を取ったり、配膳したり、果ては来店客と会話するなどの接客業務を担った。

「OriHime」「OriHime-D」にはカメラやマイク、スピーカーが付いており、各テーブルに配置された20cmほどの分身ロボット「OriHime」が注文を受けて、店舗側に送信。キッチンスタッフが用意した飲み物や食べ物を約120cmの「OriHime-D」が受け取り、各テーブルまで運ぶといった流れだ。

実証実験としては2018年から行ってきたが、既存のカフェで「分身ロボット」を用いて働くのは初の試み。1時間あたり最大16人までを対象に、基本は予約制。テーブルが空いていれば、通りがかりの客も利用できるようにした。

ことし1月16日~24日には、2回めを「WIRED TOKYO 1999」(東京・渋谷)で開催...

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