コンビニ業界は、人出不足や海外従業員の増加などを受け、次の時代への過渡期にある。テクノロジーを用いた業務効率化の話題が多いが、接客はどのように変わっていくのだろうか。ここでは、日本最大の約2万店舗を展開するセブン-イレブンの取り組みについて聞いた。
接客のポイント
●加盟店からの要望に合わせ研修支援体制を確立
●業務効率化で接客に注力できる環境をつくる
●価値ある商品やサービスをおすすめ接客できるスタッフを強化
教育をさらに強化 ニーズに合わせた研修制度
セブン-イレブンは2019年9月、「加盟店研修部」を発足。レジ接客や店舗業務の研修プログラムを提供する「従業員研修支援」チームを立ち上げた。
20年2月現在、5つの研修コースを開設。「新人研修(基本コース)」「新人研修(応用コース)」「新人研修(売場コース)」、外国籍従業員向けには「おもてなし研修」「シフトリーダー(時間帯責任者)研修」がある。地域ごとに外部会場を用い、本部の社員が講師として立つ。
「新人研修(基本コース)」では、レジの使い方といった基本的な業務、「応用コース」ではコピー機や宅配便の扱い方などサービス業務について研修する。「売場コース」は、検品、品出しのような売り場業務を中心としたもの。店舗に模したトレーニングストアにて実施する …
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