本田技研工業は1月21日、ディーラーの「ホンダカーズ東京中央」で、ドワンゴとの共同プロジェクトによるラッピングカーのレンタルを開始した。ラッピングカーは、2人乗り軽オープンスポーツカー「S660」に、歌声を合成するソフト「ボーカロイド」のキャラクター「初音ミク」を、漫画家の矢吹健太朗氏が描いたもの。
対応店舗は72店舗。料金は税抜きで6時間まで1万4040円、24時間まで2万520円、以降1日ごとに1万5120円、以降1時間ごと2480円という設定。レンタルは12月まで行う。
「S660」は、ドワンゴと共同開発したスマートフォン「iPhone」向けアプリ「osoba(オソバ)」と連動。USB経由で車速・走行距離・外気温・灯火点灯状況などの車両データを取り出し、適切なタイミングで「初音ミク」がドライバーに対して発話する。ガソリン残量や走行距離もアプリでわかるようになる。初年度登録を設定するとオイル交換やタイヤ交換の時期も案内するという。
レンタル利用者には見た目や運転中ともに、クルマの新たな体験や価値を実感してもらう狙い。