スペイン発のシューズブランド「CAMPER(カンペール)」が、建築家の隈研吾氏とコラボレーションし、同氏が内装を手がけた「パセオ・デ・グラシア店」がこのほどリニューアルオープンした。場所は、スペイン・バルセロナのカタルーニャ広場近く。
隈氏は「伝統的なセラミックタイルを使用し、個々の商品を際立たせて、スペインと日本という2つの異文化を独自の手法でつなげた」と説明する。
今回のコラボレーションは、カンペールが2006年から続けている「カンペール・トゥギャザー」というプロジェクトの一環。国際的に活躍する建築家やデザイナーとコラボすることで、「カンペール」の商品や店舗デザインを作り出すプロジェクトだ。「記憶に残るショッピング体験」の提供も狙いのひとつという。
カンペールでは、プロジェクトによって生まれた店舗を「トゥギャザー・ストア」と呼んでいる。隈氏と組むのは2014年に続き2回め。前回はイタリア・ミラノのモンテ・ナポレオーネ店を手がけた。
国内では旗艦店であるJaime Hayon(ハイメ・アヨン)デザインの表参道店など、3つの「トゥギャザー・ストア」を展開している。