歩きスマホ防止キャンペーン
年間の乗降客が最も多い新宿駅の階段を活用
毎日多くの乗降客が行き交うJR 新宿駅東口付近の階段(ステップ面と両脇の壁面)を使った黄色の巨大広告が大きな話題を呼んだ。この広告は、NTTドコモが8月5日から18日までの2週間にわたって掲出したもの。歩きながらスマートフォンを使用する「歩きスマホ」の注意喚起を促すもので、階段下部から見上げると巨大な注意マーク「!」とその横に「危険です、歩きスマホ。」というコピーが現れる。「本人は、この広告見ないだろうけど」と遊びの要素も取り込んだ。
NTTドコモでは「歩きスマホ」による事故防止とマナー向上の取り組みとして、新聞やラジオでの啓発活動を2012年より展開してきたが、13年「歩きスマホ」に対するさらなる社会的な関心が高まる中、スマホを提供する事業者として明確な注意喚起を行っていく必要性から実施に至った。「歩きスマホに伴う事故が人の集まる駅のホームや階段で多く発生していることから、年間の乗降客数が最も多い新宿駅の階段を媒体として選定した。見た目にインパクトのある特殊広告に仕立てることで、施策をニュース化し、各種メディアやネットを通じて広く拡散させることを狙った」(同社 プロモーション部メディアプランニング担当 塚本達郎氏)。
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