「伊豆のきれいな海のがっこう」車両ジャック広告
電車の中を「伊豆の海のミュージアム」のように演出した。
子どもがワクワクする海の世界を表現
夏の伊豆における大きな魅力である海だが、ここ数年、海水浴離れの傾向は強まる一方だ。そこで、観光客数の減少に歯止めをかけるため海を目的とした観光客を取り戻す取り組みを行うことになった。ターゲットである首都圏の小学生の子どもを持つ親に対し、新たな「海に行く動機づくり」を行うことを施策のテーマとした。まず"泳ぎ"や"水遊び"を楽しむプールとの差異化を図るため、伊豆の海の水質の良さを生かした海体験コンテンツを「夏にしかできない貴重な体験」と打ち出して、体験型の旅行商品をつくった。そして、それを首都圏の教育意識の高い家族層に向けて販売することにした。
コミュニケーションにおいては、ターゲットの多くが持つ「海=海水浴」という認識を変え、「海=海体験」という新しい認知を獲得することが目的。そのためには単なる美しい海のイメージだけではなく、きれいな海だからこそ出会える魚や生き物たち、魅力的な体験などをセットで伝える必要があると考えた。そこで、多くの情報量を盛り込めて長時間接触してもらえる電車の車内広告ジャックをメインに展開することにした。
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