よりよい買い物体験のために有益な情報を受動的に得られる環境
ディノス・セシールで「サステナブルなECビジネスを構築する」というミッションを掲げる石川森生氏。「顧客を中心に考えることが、改めてダイレクトマーケティングに注力する理由となる」と語る。顧客のためになる、情報提供のあり方をはじめ、一問一答形式でその思考を紹介する。
消費税率が10%となる。購買者の視座では、商品はそのままに割高となった印象を受けかねない。前回の増税時のような売り上げの落ち込みを発生させないよう、個々の顧客の置かれている文脈を踏まえたコンテンツやメディアで、その顧客にとっての商品価値を下げない、むしろ高まるようにしなければならない。いまこそ、柔軟に施策を改善し、新たな顧客との関係を築いたり、関係を維持したりする戦略「ダイレクトマーケティング」が重要だ。顧客へ直販する業態/事業を支えるのはもちろん、ふだんのプロモーションでも忘れてはならない戦略と言えるだろう。
ディノス・セシールで「サステナブルなECビジネスを構築する」というミッションを掲げる石川森生氏。「顧客を中心に考えることが、改めてダイレクトマーケティングに注力する理由となる」と語る。顧客のためになる、情報提供のあり方をはじめ、一問一答形式でその思考を紹介する。
ECモールへの出店からスタートし、発売から約4年で累計5000万本を販売。いまやドラッグストアのカテゴリーランキングでも3位につけるブランド、それが「BOTANIST」だ。ブランドの強さの源泉は、オンライン、オフラインを問わない、顧客とのダイレクトなコミュニケーションにある。
顧客との直接的なつながりから、すべてを考え、事業として継続させていくには、その「顧客とのつながりを生む場」に目を向ける必要がある。本稿では、「顧客時間」の岩井琢磨氏、奥谷孝司氏が共同で筆を執り、一部企業を例に挙げながら、基本的な考えを紹介する。
メーカー通販から専業大手だけでなく、各地域の中小企業やベンチャーなど約30社をクライアントに持つ、ADKマーケティング・ソリューションズの岩永洋平氏。既存指標に現れない顧客理解を通じ、現場実践と研究の接合点で見えてきた、ダイレクトマーケティングの地域貢献とは。
ダイレクトマーケティングとデータ分析は切っても切り離せない関係にある。つまり、ダイレクトマーケの成功いかんは、データ分析が力を最大限に発揮するかどうかにかかっている。では、その力を引き出すために、私たちは何を知っていればいいのだろうか。データサイエンスやグループインタビューなどを駆使し、深い顧客理解を支援するデコムの松本健太郎氏が解説する。