
ロケハン時に見つけたトンネルが縦型動画と好相性ではと着想を得てストーリーが完成。

恐怖感とコミカルな演出を交え、見飽きない構成に。長竹さんが得意とするVFXも駆使し、娘の心の中に入り込んだ風景も描いた。
「映画をつくるための映画祭」を掲げ、地元クリエイターが作品を発表する「徳島国際映画祭」。2016年の立ち上げから携わる徳島県庁の加藤貴弘さんは「コロナ禍を受け2021年からはオンラインとの同時開催で『#徳島ニューノーマル映画祭』となりました」と話す。県では同年から地元クリエイターとの情報発信を強化し、その一環でTikTokも活用。ユーザーの反響も想定以上だった。この影響力を活かそうと、2022年の映画祭でTikTokコラボが実現した。
3月6日には、縦型で撮影した新作映画『TUNNEL VISION』を公開。作品は会場の大型の縦型スクリーンとTikTok LIVEで同時配信した。主人公は徳島の山奥にある架空の村に住む父娘。村の古い習わしを通じ、父が与えたトラウマに娘は心を閉ざしてしまう。負い目を感じる父は娘と心を通わせようと、村唯一の出口であるトンネルを...