約40年の構想期間を経て 誕生した美術館の幕開け
開館記念「Hello!Super Collection 超コレクション展―99のものがたり―」
1983年から約40年の構想期間を経て2月2日に会館する大阪中之島美術館。オープニングとなる本展では、希代のコレクター 山本發次郎の旧蔵品にはじまり、モディリアーニやバスキア、1859年製のミヒャエル・トーネットの椅子や倉俣史朗の家具など、約400点の代表作品を一堂に公開する。
通常の解説とは異なり、同館と収蔵品の関わりを盛り込んだ「ものがたり」形式による99の解説で作品を紐解いていく。さらに、作品を見た来館者から100個目の「ものがたり」を募集し、Webで公開することで展覧会が完成する仕組みだ。音声ガイドのナビゲーターは、女優、「創作あーちすと」として活躍するのんが担当する。
開館記念「Hello!Super Collection 超コレクション展―99のものがたり―」 | |
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2月2日~3月21日 大阪中之島美術館[大阪・北区] |
多様性を示唆する 現代美術を体感する場
感覚の領域 今、「経験する」ということ
地球規模のさまざまな問題による環境の大きな変化は、一人ひとりの心のありようにも影響を及ぼしている。さらにコロナ禍によって社会の混迷はより深まり、多くの行動が制限される中で、新しい経験のあり方が問われはじめている。
そんな中、人々に多様な経験の機会を提供する媒体として注目を集めているのが...