領域を超えて生まれたデザイン運動の原点
戦後デザイン運動の原点─デザインコミッティーの人々とその軌跡
戦後日本のデザイン運動の先駆けとして創立された「国際デザインコミッティー」(現・日本デザインコミッティ-)の活動と、メンバーの交流に焦点をあてた企画展。
建築家の丹下健三や清家清、デザイナーの剣持勇、柳宗理、評論家の勝見勝、写真家の石元泰博、画家の岡本太郎ら個性豊かな創立メンバーの交わりから派生したデザインや建築における「サロン」としての役割にも注目し、日本のミッドセンチュリーを代表するプロダクトデザインとそのエピソードも紹介している。交流を通じてデザイン・建築・美術など領域を軽々と横断していく自由さは、転換期といえる今の時代を突破する糸口となるだろう。
戦後デザイン運動の原点ーデザインコミッティーの人々とその軌跡 | |
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開催中、2022年1月16日まで 川崎市岡本太郎美術館[神奈川・川崎市] |
現在、そして未来に続く「素敵な暮らし」への願い
喜多俊之展 TIMELESS FUTURE
有機的なフォルムと人間の動きに寄り添うようにパーツを動かせる機能性を持つ椅子《WINK》や、家庭用テレビとして身近な存在になることをテーマにデザインされた《AQUOS C-1》など、自由な感性に溢れるデザインで知られるプロダクト・デザイナー、喜多俊之の展覧会が開催中。
時代を予見する新しいデザインを生み出す一方で、手漉きの美濃和紙を用いて和紙の...