若者が全力で生きる日常を描いたポカリスエットのCM「青が舞う」篇
目指したのは特別な出来事ではなく、“日常”を描くこと。物語的な起承転結や説明のつく仕掛けになるべく頼らずに、どこまで心を動かせるか。若い世代が全力で生きる姿そのものをいかに真っすぐ瑞々しく描けるか。シンプルな狙いだからこそ奥が深くて難しい。でも広告屋としてはこれ以上ないほど純粋で幸福なお題でした。
UP TO WORKS
中川:先輩!201巻が出るそうですがどうしますか?
両津:亀有に凱旋だ!
麗子:派手にやるのね?
両津:いや、今はみんな疲れている。
あくまでも優しくそっとだ。
中川:なるほど。
両津:だが、SNSは違う。
やりすぎなことをやるほどに良い。
部長:炎上したらどうするんだ。
両津:大丈夫です。
これまでのあらすじをつくるだけでやりすぎになります。
詳しくはこいつらから。
相楽:(.....という妄想をしながら)
亀有駅のOOHではほんとに両さんが現実世界に帰ってきたかのような表現を目指して、写真とコマを重ね合わせる広告を制作しました。
こち亀ゆかりの地をまわるロケは、実際の両さんの姿を追いかけるようで興奮しました。
SNSでは、前回までのあらすじを200巻分つくるというグラフィックを制作し、この漫画の歴史そのものの狂気を定着させました。
尾上:201巻まだの方は是非!
(クリエイティブディレクター 尾上永晃、アートディレクター 相楽賢太郎)
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