下北沢の街を体現する未完の実験区
3月30日に開業した複合施設「ミカン下北」。京王井の頭線下北沢駅の高架下を活用してつくられた全長約140メートル、地上5階建ての施設だ。この施設の統合的なプロジェクトを手がけたのはクリエイティブカンパニー Konel。デザイン面はもちろん、交通メディアの開発やテナントのコミュニティの活性化を図っている。
全日本空輸が2012年にスタートした訪日外国人に向けて日本の都市や文化の魅力を発信するプロジェクト“IS JAPAN COOL?”。第15回目となる今回は、日本のゲームカルチャーに焦点を当てた。
GAME CHRONICLEのメインビジュアル。
アイテムを集めるにつれて、完成に近づく"CHRONICLE"(年代記)。
2019年10月30日、全日本空輸の"IS JAPAN COOL?"のWebサイトで「GAME CHRONICLE」が公開された。1980年代、1990年代、2000年代、2010年代の4つのステージを冒険しながら、日本のゲーム文化への理解を深められる横スクロールアクションゲームだ。
各年代、25個のトピックスがアイテムとしてステージにちりばめられ、それらのアイテムを集めると日本のゲーム史100のトピックスをまとめた"CHRONICLE"(年代記)が完成する。また、それぞれのステージの終盤には、日本のゲームの歴史を語る上で欠かせない開発者やクリエイターたちへのインタビューへのリンクが用意されている。
企画を担当した猿人 クリエイティブディレクター 野村志郎さんは「スペースインベーダー、ファミコン、プレイステーションなど、今も世界中で愛されるゲーム文化を生み出したのは日本です。クリエイティビティとテクノロジーの結晶であるゲームの根底には、日本らしさが詰まっていると思います。そのゲームを通じて、世界中の人に日本の文化に親しみを持ってほしいと考え、企画しました」と話す …