スキンケアブランドの「レシピスト」アンバサダーの土屋太鳳さんと横浜流星さんの架空のカップル「たおりゅう」。Instagramを中心に展開される本プロモーションの狙いとは。
たおりゅうInstagram投稿1回目。最初は正体を明かさずに始まった。
たおりゅうのInstagramアカウント。既に、30万フォロワーを突破している。
Instagramを軸にした企画
レシピストは資生堂が2017年から、20代を中心ターゲットとして、EC中心で展開しているスキンケアブランド。その認知をさらに高めるためにスタートしたのが「たおりゅう」キャンペーンだ。テレビCMではなく、若い人が日常的に使用するInstagramを軸に、電車内広告や屋外広告を展開。同棲中のカップルという設定の土屋太鳳さんと横浜流星さんの2人が、Instagramに毎日の出来事を投稿する。
何度も同じ映像を放送するテレビCMと異なり、たおりゅうのInstagramアカウントには、毎日新しい画像や動画が投稿される。あらかじめ1、2カ月先まで投稿日に合わせた物語を考え、それにあうシチュエーションで撮影している。7月6日に七夕の短冊を書くストーリーズ投稿をしたら、その翌日の7日には笹に飾られた短冊の写真を投稿するというInstagramユーザーのよく見る投稿パターンに倣っている。加えて、たおりゅうの2人自らがスマートフォンで撮影することで、リアルな日常感を演出。その結果、実在するカップルが毎日投稿しているかのように感じられる。
このプロモーションを企画したメンバーのほとんどは平成生まれで、普段からInstagramに慣れ親しんでいる。どんなものを投稿するのか、ストーリーズと通常投稿をどう使い分けるのか、肌感覚で分かっているからこそできた企画だ。
Instagramのストーリーズの投稿の例。
毎日の投稿が楽しみになるコンテンツ
これまでもInstagramを使ったプロモーションは行われてきたが、たおりゅうの新しい点は...
