2019年9月20日から11月2日にかけて開催されたラグビーワールドカップ2019(以下、ラグビーW杯)。ワールドラグビー会長のサー・ビル・ボウモントが同3日の記者会見で「ラグビーに馴染みのなかった観客にアピールし、新たなファンを呼び込んだ点で、間違いなく最も画期的な大会だった」と評価する通り、ラグビーファンだけでなく、多くの国民の心に残る経験となったことは確かだ。今回はラグビーW杯閉幕後に出稿された5つの新聞広告を集めた。
- 企画制作/電通+Tower Film+ocawari
- CD+C/小澤裕介
- 企画+PR/日本ラグビーフットボール協会(前田直毅、竹内哲也)
- 企画/下倉一真
- PR/末田大輔、長塚勇樹
- AD+D/鬼塚奉宏
新聞を通じて想いを届ける
日本ラグビーフットボール協会は11月3日、「読売新聞」を初めとする全国10紙に新聞広告を出稿した。同協会によると「ラグビーワールドカップやラグビー日本代表を応援してくださったファン、自治体、スポンサーの皆さまへのお礼を伝えること」が目的だ。日本代表チームのスローガン「ONE TEAM」を表現するため、選手とファンがひとつになっていること、今回の大会からまた更にその先の未来へ進んでいく意志を感じさせるつくりとした。
また、W杯オフィシャルスポンサーである三菱地所は、「これまでにない盛り上がりを見せたW杯を、閉幕と同時に終えてしまうのではなく、次につなげていけるようなメッセージを発信したい」とW杯閉幕翌日の11月3日に各試合開催都市の新聞に出稿した。
「大会終了後に、大きな感動を残したシーンをもう一度振り返られる新聞広告にしました。都市ごとに異なる、さまざまな写真を使用しました」(電通 クリエーティブディレクター 伊藤光弘さん) …