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もしかする未来他、注目の展覧会

松江泰治の作品を体系化した展覧会

松江泰治 地名事典|gazetteer

世界各地で撮影した土地を写真作品として発表してきた松江泰治の展覧会が、広島市現代美術館で12月8日から開催される。

松江の選ぶ被写体は、岩肌が剥き出しの山間地、木々の生い茂る森林地帯、高層ビルが建ち並んだ都市など、あくまでその土地の表面、いわゆる地表。撮影においては構図に地平線を含めない、被写体に影が生じない順光で実行するといったルールを自らに課すことで、一貫して写真本来の性質である平面性を追求してきた。それによってコントラストや奥行き、中心と周縁との区別を周到に排除し、写り込んだすべての要素が等価に扱われた画面を生んでいる。

撮影機材や現像方法など、絶えず変化する技術を取り入れ、新しい写真に挑戦し続ける松江。本展はその活動を俯瞰し、体系的に紹介する初の回顧展となっている。

《ATH 12319》2018

《Hashima 1983 107》2017

《JP-34 02》2015
すべてCourtesy of the artist, TARO NASU ©TAIJI MATSUE

松江泰治 地名事典|gazetteer

12月8日~2019年2月24日 広島市現代美術館
10時~17時(入場は閉場の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、12月27日~2019年1月1日
観覧料:一般1000円、大学生700円、65歳以上・高校生500円、中学生以下無料
◆お問い合わせ→ 082-264-1121 広島市現代美術館

パフォーマンスアートの草分け ジョナスの代表作を紹介

ジョーン・ジョナス「Simple Things」

パフォーマンス・アートとニューメディア表現のパイオニアであるアメリカ人女性作家ジョーン・ジョナスの展覧会「Simple Things」が、ワコウ・ワークス・オブ・アートで12月26日まで開催中だ。

ジョナスは、約60年間にわたりパフォーマンス・アートの可能性を追求し続けている女性アーティストだ。日本への旅行でポータブルビデオカメラ(ポータパック)を購入したことを契機に、1970年代前半から本格的にニューメディアと身体表現との融合を実践している。また今年、4年に1度受賞者を選出する「第34回(2018)京都賞 思想・芸術部門」を受賞した。

本展は、ジョナスの主要な作品の構造と彼女の生涯に渡る関心を伝える、2つの映像作品《Flawlsess Decoys)》(2017)、《Beautiful Dog》(2014)、および1つのパフォーマンス記録映像《Reanimation Performance(Milan 2014)》(2014)を上映する。その切り口は、身体、運動、音楽、女性のアイデンティティー、自然、都市の風景だ。この3つの映像を通じて半世紀以上にわたる彼女の創作活動を知ることができるだろう …

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