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ブルーノ・ムナーリ、三澤遥他、注目の展覧会

ムナーリの考え方を原点から探る

ブルーノ・ムナーリ
―役に立たない機械をつくった男

イタリアを代表する美術家にして、デザイナー、さらには絵本を多数制作し、子どものための造形教育にも力を注いだブルーノ・ムナーリの展覧会が、世田谷美術館で1月27日まで開催中だ。

1907年イタリアに生まれたムナーリは、10代の終わりに前衛芸術運動の「未来派」と出会い、その第2世代として活動に参加。未来派に見られる伝統的な芸術の打破、機械美や運動への志向はムナーリに大きな影響を与え、代表作《役に立たない機械》もこの時期に制作された。広告や雑誌のグラフィック・デザインにおいても、実用性にこだわらない、無用の美や遊び心を感じさせる自由な発想は国内外で高く評価されている。

本展は、ムナーリが85年に東京で行った子どものためのワークショップにヒントを得てテーマを設定し、約300点を展示する。

ブルーノ・ムナーリ《わかったよ。みんな、買うよ ジャンニ・ロダーリ『クリスマスツリーの惑星』のための挿絵の習作》 制作年不詳(1962年)パルマ大学CSAC

ブルーノ・ムナーリ《『みどりずきんちゃん』のためのイラストレーションとレイアウト》 制作年不詳(1972年)パルマ大学CSAC
ⒸBruno Munari.All rights reserved to Maurizio Corraini srl.Courtesy by Alberto Munari

ブルーノ・ムナーリ ―役に立たない機械をつくった男

開催中、2019年1月27日まで。世田谷美術館 1階展示室
10時~18時
休館:月曜・12/29~1/3(ただし12/24、1/14は開館、12/25、1/15日は休館)
観覧料:一般1000円、65歳以上800円、大高生800円、中小生500円
◆お問い合わせ→ 03-3415-6011 世田谷美術館

未来につながる三澤遥のデザイン活動

続々|三澤 遥

"続々と"新鮮な驚きを世に提供し続けているデザイナー、三澤遥の展覧会が、ギンザ・グラフィックギャラリーで12月3日から開催される。

水中でくらす生物たちの生態環境を追究した「waterscape」、動的な機能を持つ紙を探究した「動紙」、上野動物園の知られざる世界を視覚化した「UENO PLANET」など、11つのプロジェクトを紹介。物質と物質、物質と環境が反応し合い、新たな現象が生じる瞬間。混沌とした思考をろ過し、本質的な事象がクリアになる衝撃を体感できる展示である。

本展では、設立5年目を迎える三澤デザイン研究室が行ってきたこと、いま没頭していること、そして未来につなげていこうとしていることを通して、三澤遥の創作活動の一端に触れる機会となるだろう …

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