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日本初開催「別れの博物館」、吉永マサユキ写真展他、注目の展覧会

別れの形と物語を展示する博物館が日本に上陸

別れの博物館

2006年にクロアチアの首都ザグレブで誕生した「別れの博物館」は、その名の通り、別れをテーマとしている。その創設者は、4年間恋愛関係にあった元カップルだ。共に過ごした大事な時間を心の奥底に仕舞い込まず、「思い出の品物とお話」を展示してみてはどうだろう、と考え、コンテナでの展示を始めたことがきっかけとなっている。

その後、“別れの経験を共有する”というコンセプトに世界中から共感の輪が広がり、これまでに世界29ヶ国45都市を巡回。そして、日本では3月31日よりアーツ千代田3331にて開催されることになった。

博物館の展示品は、一般からの応募による「思い出の品々」「捨てるに捨てられないモノ」「別れのきっかけ」など、当時の「関係」を象徴するもの。誰もが経験する「別れ」だが、そこにはさまざまな形と物語があることをあらためて知ることができるだろう。

メインビジュアル

海外での展示の様子

「別れの博物館」 あなたとわたしのお別れ展

3月31日〜4月14日 3331 Arts Chiyoda 1Fメインギャラリー
11時〜21時(入館は閉館の30分前まで)
会期中無休
観覧料:一般1300円、大学生1000円、中高生500円、小学生以下無料
◆お問い合わせ→ 03-5413-3399 「別れの博物館」事務局
(カネコ・アンド・アソシエイツ・ジャパン 平日9時〜18時)

石井岳龍が自ら選んだ12作品を上映

自選シリーズ 現代日本の映画監督6 石井岳龍

東京国立近代美術館フィルムセンターの「自選シリーズ 現代日本の映画監督」は、1980年代以降の日本映画を牽引してきた映画監督に、自作から上映作品を選定してもらい、そのデビューから現在までの足跡をたどることによって、現代日本映画の原点を探る試み。

今回は8mm自主映画で一躍注目を集め、続いて35mm劇場用長篇『狂い咲きサンダーロード』、『爆裂都市BURST CITY』『逆噴射家族』『ソレダケ』など、映像と音響が渾然一体となって疾走するその衝撃的な作風によって、1970〜80年代の日本映画のニューウェーブの旗手となった石井岳龍(旧名:石井聰亙)にスポットを当てる。会期中は、12プログラムの上映が予定されている …

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