リヒター、世界初公開の作品から最新作まで
ゲルハルト・リヒター「Painting 1992-2017」
現代芸術の巨匠、ゲルハルト・リヒターによる2年ぶりの個展が、12月16日からワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。
ゲルハルト・リヒターは、72年のヴェネチア・ビエンナーレを皮切りに、ドクメンタなど多数の国際展に参加。日本では、2005年に金沢21世紀美術館と川村記念美術館で初の回顧展を開催した。16年には、自身初のパーマネントスペースを瀬戸内海の豊島にオープンした。
本展では、世界初公開となる1992年から2000年代の油彩画5点をはじめ、ケルンやドレスデンの美術館で公開されてまもない最新の油彩画5点、さらに写真と絵画の関係を考察し続けるリヒターのエッセンスが凝縮された作品として知られる「Over Painted Photograph」(写真の上に油彩やエナメルで描いた作品)も展示される。

「Abstract Painting(946-4)」2016, oil on canvas, 40x50cm
(C) Gerhard Richter, courtesy WAKO WORKS OF ART

「Abstract Painting(945-2)」2016, oil on canvas, 112x70cm
(C) Gerhard Richter, courtesy WAKO WORKS OF ART

「Abstract Painting(753-9)」1992, oil on canvas, 51x41cm
(C) Gerhard Richter, courtesy WAKO WORKS OF ART
ゲルハルト・リヒター「Painting 1992-2017」 | |
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12月16日~2018年1月31日 ワコウ・ワークス・オブ・アート |
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