IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

CREATIVE NEWS

瀧本幹也展「CROSSOVER」ほか、注目の展覧会

マイク・ケリーが見せる自由のための見世物小屋

マイク・ケリー展 デイ・イズ・ダーン

現代アートの最も重要なアーティストの一人であるマイク・ケリーの展覧会が、3月31日までワタリウム美術館で開催中だ。

階級やジェンダーなどのマイノリティに対する差別、トラウマや暴力、性などを題材に痛烈な皮肉やユーモアを交えアートのフィールドに持ち込んだマイク・ケリー。本展では、高校時代の「課外活動」の様子を写したモノクロ写真をモチーフとした大作「Day is Done」他、3シリーズを展示する。

サタンの鼻の穴 「女々しいメタル/クローバーの蹄」シリーズより 1989年

エクトプラズム#2 外に出るエクトプラズムの幻 「ポルターガイスト」シリーズより 1979年

ファーム・ガール 課外活動 再構成#9 2004-2005年
Art (C)Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

マイク・ケリー展 デイ・イズ・ダーン

開催中、3月31日まで。ワタリウム美術館
11時~19時(毎週水曜日は21時まで延長)
休廊:月曜日(2月12日は開館)
入場料:大人1000円、学生(25歳以下)800円、小・中学生500円、70歳以上の方700円
ペア券:大人2人1600円、学生2人1200円
◆お問い合わせ→ 03-3402-3001 ワタリウム美術館

芸術が本来持っていた物語とは?

ビルディング・ロマンス

現代の美術から切り離された"物語"や"ロマン"を、再び現在の表現として探り、観客と展覧会の新たな結びつきを目指す「ビルディング・ロマンス-現代譚(ばなし)を紡ぐ」が、4月8日まで豊田市美術館で開催中だ。

"ビルディング・ロマンス"とは、19世紀ヨーロッパの"成長譚(ビルドゥングス・ロマン)"から来た造語。20世紀以降の芸術は、ロマン派以来の人間的な重さを逃れて、純粋な芸術を目指し、その分生と切り離された様式性に向かうようになった。本展では、現代における新たな"ロマン"を見出し、芸術が本来持っていた呪術的な力を蘇らせることで、現在では見えにくくなった人間性や地域に眠る物語を垣間見ようと試みる …

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

CREATIVE NEWS の記事一覧

鈴木理策、グラフィズム断章ほか、注目の展覧会
瀧本幹也展「CROSSOVER」ほか、注目の展覧会(この記事です)
JAGDA賞発表。20回目の亀倉雄策賞は、中村至男氏に決定。
JAGDA新人賞2018は、金井あき、花原正基、福澤卓馬に決定
金沢美大出身のデザイナーによる「金沢ブランド100」他、注目の展覧会
リニューアルしたアドミュージアム、谷川俊太郎展ほか、注目の展覧会
ゲルハルト・リヒター最新作、話題のアートマガジン「TOILETPAPER」展他
中谷芙二子+宇吉郎展、石内都展他、今月の注目の展覧会
2017年度グッドデザイン賞、大賞他決定
奥山由之新作展、TAKT PROJECT 初の個展ほか
新生ACC賞、各受賞作品を発表
ジャパン・シックスシート・アワード、亀倉雄策ポスター展
瀧本幹也写真展、サイトウマコト展ほか
PARTY 中村洋基さん、電通デジタルの顧問に就任
ブレーンTopへ戻る