IAMASの卒業生らによる最先端のメディアアート
Calculated Imagination
IAMASが発信するメディアアート展
クワクボリョウタ、真鍋大渡、長谷川愛、三原聡一郎、菅野創、山城大督などのメディア・アーティスト、セミトランスペアレントデザイン、GOCCO.などのデザインファクトリーやエンジニア・研究者など、多様な人材を輩出してきた岐阜県の教育・研究機関IAMAS(イアマス/情報科学芸術大学院大学)。
1996年に創設され今年度で創立20周年を迎えたIAMASは、先端的技術と芸術的創造の融合を建学の理念とし、先進的なアイデアによって未来の社会と文化のかたちを提案し実践することを目指している。そんなIAMASの卒業生、また現在のIAMASを担う教授陣をフィーチャーした展覧会が、3月10日よりラフォーレミュージアム原宿で開催される。
作品展示の他、会期中にはトークイベント、クラブイベント、ライブパフォーマンスも実施。最新のメディアアートとクリエイターを知るまたとない機会となるだろう。
Caluculated Imagination/IAMASが発信するメディアアート展 | |
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3月10日~16日 ラフォーレミュージアム原宿 |
菊地信義に写真の表現と思考法を学んだ写真家
築地仁「写真像」
1960年代半ばより都市を舞台に、抒情性を排した鋭敏な眼差しで写真表現の本質を探究してきた写真家築地仁。タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムでは、築地仁「写真像」を開催中だ。
築地仁は1947年生まれ。写真を独学で始め、装丁家・菊地信義に写真の表現と思考の方法を学んだ。1979年、写真史家・金子隆一、写真家・島尾伸三、谷口雅と共に「CAMERA WORKS」を設立。1979~95年に小冊子『camera works tokyo』を発行した。この冊子での論理的実践や当時日本に広く紹介された構造主義理論を背景に、自身の制作においても論理的思考を強め、作品集『写真像』を1984年に発表している。
この作品集で、築地は写真の表現の …