「文字」を根源とする立花文穂の新作
立花文穂「Plastic プラスティック」
アーティスト、グラフィックデザイナーとして、文字、紙、本を素材やテーマに制作を続ける立花文穂。作品制作と並行して、ヴィジュアル誌『球体』、『KATAKOTO TACHIBANA』(立花文穂プロ.)といった作品集も自らの手で編集し、出版している。そんな立花の2014年に行われた個展から2年ぶりとなる個展「Plasticプラスティック」が、The Massで開催中だ。
止まることなく立花の手により創り出された「文字」のカタチたち。それらは平面に、立体に現れ、再び解体し、組み直し、形成し、再び解体し、を繰り返してきた。「文字」という根源に問いかける立花の作品は、その質感と存在からさまざまな想像を掻き立て、繊細でいて密度の濃いフォルムにおいても観る者に新しい価値観を与える。本展では、新作のブロンズによるスカルプチャーをメインに、インスタレーションも展開。この空間でしか見ることができない作品になっている。
立花文穂個展「Plastic プラスティック」 | |
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開催中、12月18日まで。 |
総重量150kgにおよぶポスターから生まれたインスタレーション
永戸鉄也ENZO「Paper Show」
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