花森安治の人生を俯瞰できる 約750点の資料
花森安治の仕事
―デザインする手、編集長の眼
『暮しの手帖』の創刊者として知られる花森安治の足跡をたどる「花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼」が、2月11日から世田谷美術館で始まる。
花森安治は終戦まもない1946年3月に、大橋鎭子を社長とする衣裳研究所を銀座に設立、新進の服飾評論家としてデビュー。生活家庭雑誌『美しい暮しの手帖』(のちの『暮しの手帖』)を1948年9月に創刊した。
本展は、花森安治の足跡を全6章で構成。花森が全身全霊をかけて打ち込んだ出版活動を、ひとつの雑誌を超えた「運動」として捉え、多彩な仕事のなかからその思想を探っていく。『暮しの手帖』のバックナンバーから、いくつかの誌面を選んで紹介すると共に、誌面づくりの素材となった表紙の原画や写真、自筆原稿など、さらには外部出版社から依頼された花森の装幀の仕事なども含め、約750点の資料が展示される。生涯を一編集者として生き抜いた花森の仕事の全貌を見ることができるだろう。
花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼― | |
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2月11日~4月9日 |
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