25年のキャリアから選びぬかれた珠玉の作品群

「Kurt Sleeping」1995 板に油彩 27.9×35.6cm
Private Collection, New York

「Nick(First drawing)」2002 紙に色鉛筆 22.2×15.2cm
Collection David Teiger Trust

「Ludwig II with Josef Kainz」1992 紙にチャコール 41.9×29.8cm
Private Collection, New York
©Elizabeth Peyton,courtesy Sadie Coles HQ,London;Gladstone Gallery,New York and Brussels;neugerriemschneider,Berlin
エリザベス ペイトン:Still life 静/生
1990年代初頭より絵画や素描、版画を中心に制作してきたアメリカの女性作家エリザベス ペイトン。彼女の日本の美術館における初個展が、東京・原美術館で、5月7日まで開催されている。
ペイトンが描く対象は、彼女の親しい友人にはじまり、歴史上の人物や現代のカルチャーアイコンにまで及んでいる。また、アーティストや小説家、ミュージシャンや役者なども常に描写の対象となっている。いずれも彼女特有の色彩や繊細な線によって、人物は情熱や魅惑、ただならぬ美しさを湛える存在へと変貌を遂げている。近年、ペイトンは街の風景や静物、オペラからもインスピレーションを得て、肖像画と真摯に向き合いながら、その概念を大きく広げている。日本では紹介される機会の少なかったペイトンだが、本展では、作家自身が25年のキャリアを振り返り、選んだ作品約42点を見ることができる。
エリザベス ペイトン:Still life 静/生 | |
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開催中、5月7日まで。 |
テーマは「ポエティクス(詩学)」と「ストラクチャー(構造)」

ライゾマティクスリサーチ《distortion》2017 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]

ART+COM《RGB|CMY Kinetic》2015 © Flavio Coddou
アート+コム/ライゾマティクスリサーチ 光と動きの「ポエティクス/ストラクチャー」
メディアアートとクライアントワークとしての空間デザインやエンターテインメントの領域を結びつけ …