世界のOOH業界が協力し合い、5%の壁を打ち破ろう!
6月7日から9日にかけて世界のOOH業界を束ねる国際団体、World OOH Organization(WOO)の総会がポルトガルの首都、リスボンで開催された。世界各国から500人以上の参加者がリアルに集った総会。一言で総括するなら、冒頭のスローガンに要約されるといっても過言ではない。
2022年、世界のOOH広告費はコロナ前の水準に戻ってきたものの、広告費全体の媒体別シェアで見ると4.7%※1。約60%を占めるインターネット広告費のシェアから大きく水をあけられている。媒体本来のポテンシャルはあるのに、未だにその力を発揮し切れず、OOH広告費のシェアは近年5%前後で推移している。この状況をWOO会長のTom Goddard氏は「5%シンドローム」という言葉で語った。
ちなみに、日本においては2018年までは8%以上のシェアがあったものの、2019年に7%台に転落。コロナ期を通じて低下し続け、2022年には5.9%にまで落ち込んでいる。またOOH広告費もコロナ前の約80%までしか回復していない※2。日本も5%シンドロームの国なのだ。
OOH as a...
あと60%