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広告業界トピックス

コロナ禍を経て進んだDX化 問われる雑誌・広告づくりのあり方

今泉 睦

在宅を中心にDX化が進み、メディア業界も大きく変わった3年間

新型コロナウイルス感染症が感染症法上、季節性インフルエンザ同等の5類に分類された。2020年1月に国内で初めての感染者が確認されてから3年が経つ。その間、医療従事者をはじめとしたソーシャルワーカーの方々や、飲食業や観光業に従事される方のご苦労には頭が下がる。世界中の人々が、生活や社会環境においてさまざまな制限を受け、コロナと闘った。ウイルスとの共存を考え、働き方や学び方に関する考えや場所も変わった。メディア業界でも在宅を中心にDX化が進み、仕事の進め方や生活者のメディア接点も大きく変わった3年間だった。

今、街には人々の笑顔が戻っていて、新しい時代の始まりが感じられる。

日本雑誌広告協会の新設委員会 新メンバーも多く参入予定

5月24日に行われた第78回日本雑誌広告協会定時総会で、新たな委員会運営体制が発表された。これまで同協会では9つの委員会が置かれ、それぞれに担当すべき役務が紐づいていた。今回、委員会の見直しが行われ、課題対応型委員会を新たに2つ新設。これまでの3つの委員会が行っていた役務を整理し、新しい課題内容を加え、新たな形で統廃合を進めた。新設の委員会は「DX委員会」及び「価値創造委員会」という名称になった。

「DX委員会」については、WebやSNSにとどまらず、XR、メタバースなどの新規事業領域など、雑誌広告を絡めたデジタル関連のさまざまなビジネスモデルを研究・共有する。そのほか、今春にリニューアルスタートした協会Webサイトのコンテンツ拡充など、雑誌広告のPR施策にも力を入れていく。

「価値創造委員会」では、雑誌分類や業界課題への対応。加えて...

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