我が家の「明太子事件」、親子の関係に大きな禍根を残す
福岡市民が誇る(※1)明太子は、西日本では「ご飯のおとも」1位(※2)にランクインするほど、みんな大好きな食べ物。我が家でも明太子はよく食卓にのぼる。家計を常に心配している妻は、あるとき「訳あり」明太子を大量に購入した。小分けにして冷凍しておくことで、少しずつ、しかも経済的に消費しようとするアイデアに酔いしれていた。
そんな妻に衝撃が走ったのは購入してから2日も経たないある日のことだった。冷蔵庫を開けてみると、そこには本来冷凍されているべき明太子の袋の山が。激怒した妻に既に犯人の目星はついていた。その前日、下の娘が明太子パスタを自分でつくっているところを目撃しているのだ。
しかし、下の娘は「やってない」の一点張り。妻と下の娘との、やった・やってないの応酬が続く。信じてよぉ。という下の娘の言葉も虚しく、妻の「犯人(仮)」に対する眼光は鋭い。張り詰めた空気の中に、上の娘が入り込んできた。あ。あれ、私がやったんだけど、何か問題ある?
信用は大切だが、信用だけで証明はできない
信じてよ、という言葉は証明にはならない。客観的な事実をベースに証明する必要があ...
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