生成AI業界の激震 OpenAIの躍進でGoogle・Amazonが追走へ
日々生成AIに関する話題が絶えず、具体的な業務への導入や仕組みづくりが始まりつつある。その中でも対話型AIにおいては、OpenAI社のChatGPTの名が広く普及した一方で、GAFAMをはじめとする大手テクノロジー企業も追随している状態だ。昨今の生成AIを取り巻く状況について、ITジャーナリストの岩元直久氏が解説する。
ADKグループでは6月12日、グループ全社員を対象に、Microsoft が提供する「Azure OpenAI Service」を活用したGPTチャットボットの提供を開始した。同グループのこれまでの取り組みと展望について、ADKマーケティング・ソリューションズの竹下伸哉氏に聞いた。
日本の広告業界において生成AIの活用は進んでいますが、当社でもより効果的なマーケティング施策の提案や広告制作、バックオフィスの効率化実現等を目的にAI活用を推進しています。特に当社の注力領域である「顧客データ&インサイト」「顧客接点マネジメント」「顧客体験デザイン」において、攻めのAI活用(新規ソリューション開発、データ活用の高度化)と、守りのAI活用(既存業務の効率化、最適化、体制・環境整備)の2つをバランスよく織り交ぜ、各取り組みがサイロ化しないように、全社での技術検討・業務活用を目指してきました。
以前から、広告業界におけるAIの活用は進んできました。当社でも2019年頃までは、デジタル&データドリブン系ソリューションを中心にAI・機械学習を適用するとともに、クライアントで保有するデータの活用支援やデータ分析、インサイト抽出において精度の高い分析結果を提供するためにAIを活用。