キャンプ用品配送請け負う 貸し出し業者と提携
新聞各社は多彩な新事業に取り組んでいる。新聞輸送用トラックを活用し、キャンプ用品の貸し出し業者と提携してキャンプ用品を運んだり、イベント会場まで生鮮食品を輸送したり、といった新たな動きも生まれている。
沖縄県の琉球新報社は7月、キャンプ用品の貸し出し事業などを手掛ける「URAKATA」(ウラカタ、沖縄県浦添市)と業務提携を結んだ。ウラカタが運営するレンタル店舗間でのキャンプ用品配送を請け負う。新聞輸送用トラックの貨物スペースを活用した新事業として収益化を図る。
2018年設立のウラカタは浦添、名護の両市の店舗計2店でキャンプ用品の貸し出しサービスを展開する。利用者はキャンプ用品をどちらの店舗で受け取り、返却するかを選べる。
琉球新報社はトラック1台が那覇市の制作センターから約1時間かけて各販売所への配送拠点とする北部支社(名護市)に新聞を輸送している。ウラカタからの配送依頼を夕刻までに受け、朝刊の印刷前にトラックが浦添店でキャンプ用品を集荷。その後、新聞と用品を載せて制作センターから北部支社へ向かう。作業を済ませた後、名護店で用品を降ろし制作センターへ戻る。名護店で浦添店に運ぶ用品を積み込む場合もある。
料金は載せる品数に応じて算出。配送は琉球のグループ会社・琉球新報発送が担う。
生のホタルイカ運び販売 イベントで漁協と協力
神戸新聞社は4月22日、24日の2日間、地元の漁港で水揚げされた生のホタルイカを神戸市内のイベント会場で販売した。兵庫県北部の浜坂漁業協同組合と協力。
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