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宣伝会議賞

20歳の3人が考える「ことば」の持つ力とは?

蒔田彩珠さん、崎山蒼志さん、世良マリカさん

今年のイメージキャラクターは、2022年に20歳を迎える蒔田彩珠さん・崎山蒼志さん・世良マリカさん。俳優・シンガーソングライター・キャスターとしてそれぞれ「ことば」を大切にする3人に、その思いを聞きました。

「同じ年齢で集まっての撮影は初めて」と少々緊張した様子でしたが、徐々に自然な笑顔もこぼれました。

──皆さんにとって「ことば」とはどのようなものですか。

崎山:作詞をしていると、ことばとことばを組み合わせたとき、思わぬ景色が浮かび上がる瞬間があるんです。組み合わせによって、元のことばとは違う、新しい意味が立ち上がってくるときに、ことばの魅力を感じます。

蒔田:お芝居で、自分の発したセリフに対して相手が何を感じて、どのように次のことばを発するか。さらに私がどう受け止めるか。それを意識するようになったことで、ただ文字で覚えた音を発するだけだったころに比べて、さらに役に寄り添えるようになったと感じています。

世良:キャスターとして物事を伝えるときは、視聴者には見えていないものをどのように伝えるかをいつも考えます。また普段の生活でもそうですが、何気ないことばで人に与える印象は変わってくる。同じような意味であっても、意識して、ことばを選ぶようにしています。

──普段、生活をしているなかで、印象に残っていることばはありますか。

蒔田:漫画『やさしい手を、もってる』(紡木たく作・集英社)のセリフに出てきた、“ホントに優しい人間は強くなくっちゃいけない”というフレーズです。優しい、強い人間になりたいと心が動きました。

世良:オードリー・ヘプバーンの、「美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。」ということばに影響を受けました。心の中にいつもあります。

崎山:岡本太郎さんの本を読んで、そのことばや姿勢には感化されました。

──20歳。これから挑戦したいことを教えてください。

崎山:いま対バンツアーをしていて、尊敬する方々と間近でお話していくなかで、もっと音楽にひたむきに向き合いたいという思いを強くしました。まだ、人生で体験できていないこともたくさんあるので、ひとつずつ、実現したい。例えば、海外にも行ってみたいです。

蒔田:自分ができる役の幅も広がりました。これまで以上に責任をもってお仕事をしていく必要があると...

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