地元の特産品や自然を漫画で紹介 4新聞社が四国活性化の取り組み
新聞各社はWebサイトを使った発信にさらに力を入れている。四国の新聞4社は地元の魅力を発信するために連携し、サイトで漫画を公開。地元の酒蔵支援、鉄道業界の採用活動支援など多彩な目的に特化したサイト開設の動きも続く。
愛媛新聞社、徳島新聞社、四国新聞社、高知新聞社の4社は3月、四国4県それぞれの特産品や自然などを紹介する漫画計4本を特設サイトで公開した。新型コロナウイルス禍収束後を見据え、観光地としての魅力を全国に発信する。4県の読者に四国の魅力を再発見してもらう狙いもある。漫画で取り上げる各県の特色は公式Instagramなどで募った。
4社共同で1995年から取り組む「四国活性化プロジェクト」の一環。視覚を通じ、老若男女や国籍にかかわらず訴え掛けられる手法として漫画に着目。SNSへの投稿時にはハッシュタグ(検索目印)「#四国のイイトコ」を付けてもらった。各県の特色は計約540件集まった。若者や4県以外の住民からも寄せられたという。
漫画を通じ四国ならではの自然や新鮮な食材などの魅力を伝えたい考えだ。各県の方言に着目してほしい思いもあるという。
九州各県の酒蔵や焼酎の情報発信 鉄道業界の採用活動支援も
福岡県の西日本新聞社は4月、焼酎専門のWebメディア「YAKUSAKE(やくさけ)」を開設した。九州各県の酒蔵や人気銘柄など焼酎に関する情報を発信する。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地元の酒蔵を支援することが狙い。
特定のテーマに合わせた焼酎の詰め合わせを定期的に届けるサービスも...
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