日本を取り巻く値上げ情勢 出版業界にも痛手か
ウクライナ侵攻が始まってから100日を超え、ヨーロッパを中心に緊張感が続いている。収束は見えず、小麦、ガス、原油などの生産や流通に大きな影響が出ており、世界的にも物価高の様相。日本もまた同様に消費者物価は生活必需品を中心として10%程度の値上げが進んで、家計に影響を及ぼし始めている。
一方で大企業の決算は好調な企業も多く、賃金への還元、新規事業への投資が早期に行われることを願うばかりだ。出版界においても、原油高などに起因して紙、印刷、運送に大きな影響があり、今後販売価格にも影響してくると思われる。
読者を常に見つめる編集者の視点を企業のPR戦略に生かす
5月に行われた日本雑誌協会広告委員会セミナーでは博報堂DYメディアパートナーズ新聞雑誌局デジタルアカウント推進部 五十嵐丈鑑氏より「いまメディアはSNSをいかに活用すべきか?」として主要SNSの紹介とその効果性や使い方が紹介された。
当初よりデジタルやスマートフォンに馴染んでいたY世代。SNSを自由に使いこなすZ世代に対してテキスト、写真、動画を用いたSNSプラットフォーマーの特性と魅力についてのレポートだ。
YouTubeにおいては「3H+マイクロモーメント(Hero・Hub・Helpといったコンテンツとスマホユーザーの瞬間的欲求の組み合わせ)」、Instagramの「ユーザー同士の近さ(コンテンツに対するタグ付け、保存性、滞在時間、評価)」、TikTokにおける「縛られない回遊性(検索よりも出会いによる興味)」といったプラットフォーマー側が提供している価値情報を説明。
雑誌コンテンツを...
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