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EDITOR'S PICK キャンペーン

アパレル企業と老舗酒造 異業種タッグで日本酒文化を救う

ビームス×日本盛「にほんしゅき」

BEAMS JAPANと日本盛は12月2日、初のコラボレーションプロジェクト「にほんしゅき」を開始した。

日本酒に馴染みのない 若年層をターゲットに

ビームスが運営する日本の魅力を発信するプロジェクト「BEAMS JAPAN」と兵庫県西宮市で130年を超える歴史をもつ酒造会社・日本盛は12月2日、「にほんしゅき」プロジェクトを開始した。両社のコラボレーションは今回が初めて。

「にほんしゅき」は、普段日本酒に馴染みのない若い世代の方々に対して、日本酒をより身近で親しみやすい存在にすることを目指した企画。

プロジェクト第1弾となる今回は、アーティストの白根ゆたんぽさんがデザインした「別注・生原酒ボトル缶」別注ボトル缶や、ボトル缶に描かれた女の子をモチーフにした別注商品などを、新宿、渋谷、京都のBEAMS JAPAN 3店舗とビームス公式オンラインショップ、日本盛オンラインショップで販売。さらに、同氏のイラストで「家飲み」をイメージした空間もBEAMS JAPAN新宿に設置した。

「家飲み」をイメージした店舗空間。

失われつつある日本酒文化 需要減の傾向を止めたい

同プロジェクトは、BEAMS JAPANが日本文化のひとつである日本酒の魅力を発信する取り組みをしたいと考えていたことがきっかけとなり、スタートした。

「ターゲットは、お酒を飲む20〜30代。ただし、日本酒を飲むことが少ない方たちに日本が誇る文化資源である日本酒を、日常で楽しんでもらいたいと思っていました」。こう話すのは、ビームス クリエイティブのビジネスプロデュース部で活躍する佐野明政氏だ。

佐野氏は、日本酒を取り巻く日本の生活スタイルの変化や酒類の選択肢が増えたことに伴う文化の継承に課題を感じていたのだという。

日本酒は昭和50年頃まで自宅で日常的に飲むお酒として愛されていたが、その後、生活スタイルの変化やさまざまなお酒が選択できるようになり、日本酒は日常ではなく非日常(お正月・お祝いの席など)で飲まれるものへと変化。需要減の要因のひとつと...

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