表参道駅改札内を広告ジャック 7日間でユーザーに感謝を伝えた
バンダイは11月15日〜21日にかけ、東京メトロ表参道駅の改札内で柱巻広告ジャックを展開した。
今回の広告展開は、同社の人気おもちゃシリーズ「たまごっち」の25周年を訴求するもの。11本の柱に360度ぐるりとグラフィックを貼り付けた。
たまごっちは1996年11月、“デジタル携帯ペット”というコンセプトで発売されたおもちゃ。当時、女子高生を中心に大ブームを巻き起こした。
その後も新しい機能を取り入れたシリーズが国内外で展開され、全世界で累計8500万個以上を販売している(2021年9月時点)。
「発売から25周年。これまでたまごっちを愛してくださったすべてのユーザーに感謝を伝えたいと思っていました」。
こう話すのは、本施策を担当した同社のメディア部 中村梨紗氏だ。
今回の広告展開は昔、少しでもたまごっちに触れたことのあるユーザーへ感謝を伝えることが第一の目的。「懐かしい」と当時を思い出し、温かい気持ちになってもらうと同時に、現在も進化し続けているたまごっちの今後への期待も高めたいと思っていたという。
「感謝を伝えるならばどの場所がよいかと考えたとき、真っ先に渋谷・原宿エリアが浮かびました。発売当時、渋谷の女子高生からその人気に火がつき、原宿のお店ではお客さまが長蛇の列をつくったことと、当社が2017年まで原宿で『たまごっちデパート』というショップを運営していたからです」(中村氏)。
このようなたまごっちとの縁も踏まえ、出稿場所を渋谷・原宿エリアに決定したバンダイだが、東京メトロ表参道駅の改札内での展開に至るまでは、実際に実地調査を行って決断したという。