2社のコラボレーションをキャンペーンだけで終わらせない
カルビーと、サッポロビールは10月6日、2社合同で「ゴクゴクサクサクプロジェクト」を開始した。同日から約3カ月間にわたり実施される。
本プロジェクトは、「あたりまえ」の日常が揺らぐこの時代に「あたりまえのおいしさ」を変わらず提供し、お客さまの家飲みをもっと楽しくしたいという両社の強い想いから実現したもの。カルビーとサッポロビールがコラボキャンペーンを通して「もっと楽しい家飲み」を提案する。
「カルビーとサッポロビールのコラボは3年目です。今年はコロナという社会的な変化もあり、『何かもっと、我々にできることはないか』という想いが強くありました」。
そう話すのは、サッポロビールで「麦とホップ」のブランドマネージャーを務める萬谷浩之氏だ。両社のコラボをただのキャンペーンとして終わらせず、「家飲みをもっと楽しくするプロジェクト」として大きなコミュニケーションを実行したいと考えていたという。
本プロジェクトは、「サッポロビール・カルビー ゴクゴクサクサクプロジェクトチーム」を結成して進行。サッポロビールからは先述の萬谷氏と「GOLD STAR」のブランドマネージャーの野並氏。カルビーからは「大人のじゃがりこ」担当の萩山氏、「シンポテト」担当の福原氏が参加した。サッポロビールのビールブランドとカルビーのお菓子ブランドが手を組み、「家飲み」を軸にしたコミュニケーションが実現している。
COWCOW本人も事前の制作会議に参加
両社の魅力を伝えるため、商品同士の組み合わせのおいしさをどう伝えるか、ということについて議論を重ねていたというプロジェクトチーム。そこで気がついたのが、「ビールテイストとスナックって、そんなのうまいのはあたりまえ」ということだった。
「お笑い芸人コンビCOWCOWのネタ、『あたりまえ体操』に乗せて伝えれば、スピード感をもってコミュニケーションできるのではと考えました。『うまいのはあたりまえ体操』というキャッチーな言葉で、プロジェクトを訴求しています」。
また、今回のプロジェクトを進行するうえでもっとも大切にしたのは、COWCOWの「あたりまえ体操」が持つ、気取らない平和で楽しい雰囲気だったという。
「CMで使用するすべてのネタをCOWCOWさんご本人と打ち合わせをして細かに決めていきました。ご本人たちからも『こうすればもっと面白い』という...