コロナ禍では、リモートワークなど「密」を避ける動きが進み、以前より人と直接会うことは少なくなった。
この状況を受け、現在は「ライブ配信文化が形成され、個人のメディア化がより進行した」とALPHABOATのチーフエヴァンジェリストである堀野勝也氏は解説する。
ALPHABOATは、オンライン・オフラインにかかわらず、SNS時代に適したエンタメやコンテンツを、クライアントのブランドメッセージとともに消費者へ伝える新しい概念、「ソーシャル・エンターテイメント」を届けるストーリーテラーだ。BtoCの事例としてアーティストの生配信ライブなども手がける。同社がプロデュースしたAAAのSKY-HIのライブではYouTubeの同時接続数が2万を超え、Twitterでもトレンド入りしたという。
堀野氏は講演の中で、著名人やインフルエンサーのライブ配信がコンテンツ化する現代の動向について解説。動画配信プラットフォームの垣根が消え、「個人」というメディアからのコンテンツ発信に注目が集まる時代になっている、と自身の考えを述べた。
「今後の消費者とのコミュニケーションでは、消費者の琴線に触れるブランドメッセージを、配信プラットフォームの枠を超えたエンターテイメントの中でどう伝えていくのかが課題だ」(堀野氏)。ブランドのことを第一に考えるのではなく、「何を伝えるのか」「誰に発信してもらいたいのか」という、メッセージファーストの視点からブランドメッセージを発信することが大切だという。
ALPHABOATが届けるソーシャル・エンターテイメントの価値は、SNS時代に合う「コンテンツ」という形で、ブランドのメッセージを届けられるところにある、と講演を締めくくった。
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