ワールドカップに東京五輪 好機捉え、MICE参加者増目指せ
今年1月、日本政府観光局(JNTO)の発表した2018年1~12月の訪日外客数は、前年比8.7%増の約3120万人を記録した。中国をはじめとする東アジア地域からの旅行者の伸びが背景にある。
今年9月開幕のラグビーワールドカップを皮切りに、来夏には東京五輪・パラリンピックを控えるなど、世界的なイベントが続く日本。この機会に、外国人が旅行しやすい環境を整備することで、長期滞在者やリピーター、とりわけ「MICE」への参加を目的とした訪日外客を増やすことが重要だ。
環境整備に向けた課題はまだまだ多いが、内外の大きな景気変動などがなければ、政府の掲げる「2020年の訪日外客数4000万人」は決して無理な数字ではない。
大阪、G20サミット経て、施設の老朽化など課題浮き彫りに
6月28、29両日、日本にとって史上最大規模の国際会議「G20大阪サミット」が、インテックス大阪で開催された。機に乗じ、政府は日本の魅力を発信しようと、場内の海外メディアセンター内に広報スペースを設置。参加者や世界中のメディアに向けて日本が誇る技術や大阪・関西の魅力を強力にアピールした …
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