総合賞はパナソニックと福島民報社 第72回「広告電通賞」贈賞式が開催に
第72回「広告電通賞」の贈賞式が7月1日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪にて開催された。最高賞にあたる「総合賞」を受賞したのは、パナソニックと福島民報社の2社。
贈賞式冒頭で登壇した、広告電通賞審議会の今井敏会長は「テクノロジーと社会課題を融合したソリューション提案、メディア特性を踏まえたクリエイティブなど、現在の広告コミュニケーションが豊かな発展を遂げていることを実感できる作品が多く集まった」と、第72回「広告電通賞」を総括した。
総合賞を受賞したパナソニック 代表取締役社長の津賀一宏氏は、「権威ある広告電通賞の総合賞を受賞することができ、大変光栄に思っている。1948年に初めて受賞して以来、毎年挑戦をしてきた賞であるが、創業100周年を経て、まさに新しいパナソニックとしてスタートを切ったタイミングでの最高賞受賞を大変嬉しく思う」と話した。
また同じく総合賞を受賞した、福島民報社 代表取締役社長の高橋雅行氏は「私たちは新聞社であるが、私たちの使命は福島を元気にすることだと考えている。新聞をつくって届けるだけでは足りない。福島県を日本一元気にしたい。そこで地域づくり会社をコンセプトに活動している。今回、受賞した企画を通じて、人をそして地域を元気にする広告の力を改めて感じることになった」と話した。
最後に登壇して挨拶を述べた電通 代表取締役社長の山本敏博氏は「今回の総合賞を見ると、広告の意味や機能は拡張を続けていると改めて感じる。常に広告が、世の中から必要とされるものであるように、広告電通賞も変革を続けていきたい」と話した …