マーケティング活動は多様な機能の「合わせ技」で成り立つ
第72回「広告電通賞」の贈賞式が7月1日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開催され、広告主や媒体社、関係者らが出席した。
アクティベート(行動)を促す企画を選出するアクティベーション・プランニング部門(評価項目は後述)の最高賞は、福島民報社の企業広告(おくる福島民報)に贈られた。選考は、広告主・媒体社・クリエイター・有識者ら約500名から構成される広告電通賞審議会の選考委員により行われる。なお今回から、賞の体系の明確化のために、各賞の名称を「総合賞」(総合広告電通賞)、「特別賞」(広告電通賞特別賞)、「最高賞」(広告電通賞)、「金賞」(最優秀賞)、「銀賞」(優秀賞)、と変更した(カッコ内は旧名称)。
審査は、まず各地区で「地区選考会」が実施されて予選通過作品を選出し、東京で「最終選考会」が実施される。その後「最終正副委員長会」および「最終選考委員総会」ですべての賞が承認・決定される。世界各国には数多くの広告賞があるが、これだけの選考委員を組織し、幅広い領域を網羅している賞は少ない。
今年、選考委員会にかけられた電通賞全体の作品点数は1,424点、最終選考に残った作品は412点だった。5月14日~23日に東京で開かれた最終選考会において予選通過作品の中から入賞作品が選出された後、5月24日の最終選考委員総会で、入賞全57点が決定した …
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