マスとデジタルは「&/or」の関係 デジタル時代の広告クリエイティブ
マスとデジタルの関係性を考える際、その多くが対立構造や優位性の問題として語られる。だが、クリエイティブディレクターの小霜和也氏は「両者は対立なんてしていない」と指適する。小霜氏が考えるデジタル時代のクリエイターのマインドセットとは。
デジタル化が進む今、交通・屋外広告にも変化が生まれている。交通・屋外広告は今後どのように進化していくのだろう。時代の流れを基に紐解く。
これまで広告の世界で言われてきたメディア=コンテンツ+広告+媒体であったものが、ほとんどの旧来メディアは、デジタル化により媒体=1枚のWebサイトで完結してしまうようになりましたが、Webサイトで完結しないのが、ラジオとOOH(屋外・交通広告)です。
そして、デジタル化によって最も恩恵を受けているOOHは、デジタルサイネージ(=DigitalOOH)の領域です。略してDOOHと言いますが、実は、日本はまだまだこの領域では遅れています。デジタル化によってOOHの世界で大きく変わることは以下2点です。
これまでOOHの世界では、媒体の前にいる人の人数や属性が把握できていませんでした。が、OOH媒体にカメラなどをつけることで、人数や性年齢の把握・画面を見ているかの検知からインタラクティブな展開も可能になったのです …