日本ではまだ市場規模も小さいデジタルオーディオアド。しかし、7月からradikoが実証実験を開始するなど、今後その拡大が期待される。博報堂DYメディアパートナーズ ラジオ局 オーディオビジネス開発部 部長の石井忠典氏にデジタルオーディオアドの今後の可能性やラジオビジネスに与える影響について聞いた。
昨年度まで、デジタルオーディオアドの本格的な展開を行っていたのは、当社が開発・運営しているラジオクラウドやSpotifyくらいでしたが、今年4月からはWIZ RADIOが、7月からはradikoがそれぞれ配信を開始するなど、続々とプレーヤーが増えています。今後もプレーヤーの増加が見込まれ、それにより広告在庫が増え、SSPやDSPを通じてプログラマティックに取引されるようになると市場は大きく拡大していくでしょう。
日本でも普及が進むスマートスピーカーはデジタルオーディオアドの今後を考える上で欠かせない存在であると考えており、当社でもさまざまな取り組みを進めています。7月からはスマートスピーカーから配信されるニュースコンテンツ内で広告(デジタルオーディオアド)を配信するネットワークを構築し、配信実験を開始しました …
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