秘蔵写真や優勝旗を中づりで掲出 広告貸切電車を周年施策に活用
朝日放送テレビは「第100回全国高校野球選手権記念大会」の関連番組「熱闘甲子園」(テレビ朝日系全国ネット)の東京地区の番組宣伝で、7月31日から8月22日まで広告貸切電車を使ったユニークな展開を行った。
広告貸切電車は1編成ほぼ全ての電車内の媒体を1社独占で使える広告商品だ。「甲子園ミュージアム列車」とした電車内では、朝日新聞社から提供された名選手の秘蔵写真、激闘・死闘の劇的瞬間を捉えた厳選写真が掲載された中づりポスターを見ることができた(写真)。

「甲子園ミュージアム列車」の実際の車内の様子。朝日放送テレビ・テレビ朝日系「熱闘甲子園」の番宣として活用された。
写真は1915年の第1回大会から昨年の第99回大会まで、全部で96種。写真だけでなく解説文であるキャッチコピーも秀逸だった。「その奇跡に、観客が酔いしれた。」「球史に残るジャイアントキリング。」「希望の光となった、球児たちのプレー。」など、観戦者の感動を上手く表現していた。
さらに、「その夏、怪物が甲子園の魔物をねじ伏せた。(松坂大輔さん)」「世界のICHIROが鈴木一朗だった頃。(イチローさん)」「バットを振れなかったゴジラ。(松井秀喜さん)」「世界の本塁打王、ノーヒットノーラン達成。(王貞治さん)」など日本を代表する野球人の甲子園時代の「伝説」を思い出す読み物としても成立している。まさに夏の高校野球「熱闘甲子園」の歴史を楽しく振り返ることができるミュージアム列車だ …
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