
スマートフォンで撮影するのは世界共通の文化である
「1対1」の感覚で動画を視聴できるアジア発の動画配信アプリが席巻
スマートフォンが普及したことで、消費者の視聴行動が変化することは以前から言われてきた。欧米のカンファレンスでは、お菓子をパクパク食べるように番組を見るので、「スナックバイト(スナック菓子をかじる)映像消費」と呼ぶ人もいたり、単純に「ショートビデオウォッチング」という単語を使う人もいる。
いずれにせよ、連続して映像視聴する時間がどんどん短くなっているのは世界共通の認識だと感じる。特に東京など大都市圏に住んでいれば、電車で移動している際に、スマートフォンにイヤフォンをつけて映像を見ている人がいるのは日常的な光景だ。だが、乗り換えが必要だったり、車内が混雑している場合は、長時間続けて映像を見られる環境ではない。スマートフォンという手のひらサイズのスクリーンでは、2時間の映画や番組もコマ切れになってしまっていることだろう。
そんな視聴行動にクリエイターやメディアが適応すると、映像作品も長時間でなく短い時間のものを制作するようになる …
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