制作ロットの縮小から企画・デザイン費の回収が急務に
業界全体で見ると、どうも景気がパッとしない。日本プロモーショナル・マーケティング協会調査(2013年度プロモーション業界実態調査)によると、売上が「対前年増(前年度より増えた)」と答えたところは37%で、「対前年減」は20%だった。この数字からは、何とも言い難い。
いずれにしても、明確なことは、かつてとは違い、制作ロットが大幅に減ったことだ。またその表裏の関係で、制作数量を基準にした「制作管理費」での収益形成依存が、極めて苦しくなっている。そのため、好むと好まざるとに関わらず、企画・デザイン料の回収が急務となっている。だが、実態は、依然として好転していない。
いかにして「企画作業内容」を具体的に示すか
旧来、プロモーション業界は ...
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