
ジョイント企画として共同開催している研究会には、毎回多くの参加者が集まっている。
日本マーケティング学会は、今年度から学会の活動の一環として、「嶋口・内田研究会」とのジョイント企画を開催している。
この「嶋口・内田研究会」は、学会の発起人の一人で日本のマーケティング研究の第一人者である慶應義塾大学名誉教授の嶋口充輝氏を中心に、学会副会長で早稲田大学ビジネススクール教授の内田和成氏が代表幹事を務めている社会人のための勉強会である。通常月1回のペースで社会人が参加しやすい夜7~9時の時間帯で開催され、1984年の第1回研究会以来200回以上続いている自主研究会の老舗的な存在であると言える。この研究会に登録している会員数は約400人で、業種・職種も多岐にわたり、中には企業の経営者層や学界で確固たる地位を築いていながら、長年にわたり通い続けているファンが多数いる。
研究会の進め方は、通常、会員もしくは外部の方を講師として招き、約2時間にわたって、講義とディスカッションを行っていく。一連の質疑応答が終わった後、嶋口教授、内田教授がまとめを行うが、通常はなかなか聞くことができない人気の高い両教授のコメントを聞くことができるということで、毎回多くの参加者が集まっている。
日本マーケティング学会では、学会の主要な会員層である向学心のある社会人と、研究会の参加者層が重なることから、以前から ...
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