企業が今、コーポレートブランドの再構築に取り組む5つの理由
コーポレートブランドの再構築に取り組む企業が増えている背景とは。日本取引所グループ、ウシオ電機、大塚家具などのブランディングに関わってきたブラビス・インターナショナルの笹田陽勇氏が解説します。
コーポレートブランドをつくる広報
ロゴの変遷
ツール
通販会社「ショップジャパン」の運営会社として知られるオークローンマーケティング。近年はユニークなテレビCMでも知られる腹筋マシン「ワンダーコア」など、ヒット商品を数多く送り出している。そんな同社が「ショップジャパン」のリブランディングに着手したのは2014年のこと。通販会社で成功した背景もあり、かつては数値化しづらいブランド力よりもレスポンス率や売上が優先されがちだったが、その背景には販路などの変化がある。
「ヒット商品には恵まれたものの、伝統的な通販チャネルは今後伸び悩みが予想されます。ネット通販や小売などチャネルにこだわらず挑戦していくには、総合的なライフスタイルブランドとしてのポジション確立が必要でした」と話すのは、広報部長の板野可奈子氏だ。年4回程度実施している自社調査では、2014年2月時点で「ショップジャパン」ブランドの対外的な認知度は約30%。この数値を高め、商品単体ではなくカテゴリーおよびチャネル全体での ...