2013年12月に上場した、ウェブ会議を提供するブイキューブ。企業の海外進出でニーズが増え、アジアに営業拠点を広げる中で「ビジュアルコミュニケーション」による組織の活性化を提案する。

ブイキューブ代表取締役社長 CEO 間下直晃氏(ました・なおあき)
慶應義塾大学理工学部在学中、1998年にウェブソリューションサービスを提供するベンチャー企業を設立。2004年よりビジュアルコミュニケーションサービスの開発・提供に着手し、現在では主力事業に。
各国をつなぐ会議を実現
今年6月、世界的な国際機関である「世界経済フォーラム」が東京・六本木のニコファーレで「ジャパン・ミーティング2014」を開催しました。当社はこのイベントにシステムスポンサーとして参画し、ニューヨーク、北京、ジュネーブやバルセロナなど全世界12カ所からトップリーダーたちが参加してリアルタイムで話し合う会議に、ブイキューブのウェブ会議サービスを提供しました。
会場に設置されている複数の大型スクリーンの画面に、各リーダーの名前とともにブイキューブのロゴが大きく掲示されている光景は圧巻でしたね。日ごろ私はシンガポールの拠点にいますが、この日はもちろん会場に入って生中継の様子を見守りました。トラブルが発生しないかと終始ヒヤヒヤしましたが(笑)、幸い無事に終えることができホッとしています。
ここまで大規模な導入事例は初のことでしたが、ブイキューブの主力サービス「V-CUBE ミーティング」は、パソコンなどの端末とインターネット環境さえあれば誰でも簡単に使えるウェブ会議サービスで、国内外で多くの企業に導入されています。画面越しに顔を見ながら、まるで会っているかのようにやり取りができるこの仕組みを、僕らは利用シーンごとに提供し、「ビジュアルコミュニケーションサービス」と総称しています。
現在の事業に注力するようになったのは ...