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大学のブランディング

いまどきの大学選びは、地元/国公立・安全・資格がキーワード

小林浩(リクルート進学総研所長)

競争時代と言われる今の大学を取り巻く現状とは。昨今の大学選びの傾向から、今大学に求められるあり方についてレポートする。

大学ブランドが募集力の源泉

リクルート進学総研では、2008年より高校生から見た「リクルート進学ブランド力調査」を実施している。なぜ、大学にもブランド力が必要だといわれるようになったのか。それは大学が「受験生を選ぶ」時代から、「受験生に選ばれる」時代に移行しているからである。まさに募集力の源泉としての大学ブランドが、注目される時代になっているのだ。

一方、受験生の側から見ると、大学選びが難しい世の中になっている。現在、国内の大学数は782校になり、学部の名称も700以上と言われている。加えて、大学は情報公開が進んでいないマーケットの一つだ。推薦やAO入試が増えて偏差値も当てにならなくなっている。さらに、その大学で学んだ結果、どうなれるのか、といった「学習成果」も見えづらい。

そのため、進学ブランド力調査の結果をみると、受験生に対して、ごく一部の大学を除いて差別化を図りきれていない状況である。そもそも大学名を知らない、名前を知っていても中身がわからないため、興味を持つまでに至らないということがわかる。

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